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いやぁ~ 暑くて とろけそうです 二個一

いやぁ~ 暑くて とろけそうです 材質の違うコアを2個1にしてみた

☆なんと悲しいタイトルからスタートですが、大変ご無沙汰致しております。お仕事がこのうだる様な暑さと、タイトな日程でボケボケ状態でなかなかブログの更新が出来ませんでした。(大変申し訳有りませんでした)

テーマがいくつか溜まっているのですが、今回はコモンモードフィルタ制作記事として【FT240-#61】が入荷してきましたのでその実験記事をご紹介致します。

■前回の実験で【FT240-31】【FT240-61】を組み合わせれば 下のバンドから上のバンドまでぃぃ感じになるのでは・・と思い実験してみましたら なんと!予想に反した結果が・・・

っとちょっと釣ってみました!ぁはw

【実 験】
1)測定環境は、前回同様なネットアナを使用しています。
2)巻き方はW1JR巻きです

3)前回近所のOMさんからお借りしたFT240-61】です

20130710-1.jpg

4)今回入荷致しました【FT240-61】です。入荷と同時に特性検査と不滅インクにての捺印を実施しました

20130710-2.jpg

5)1.5D-QEVにて0db入力の結果の波形です(300KHz~200MHz)

20130710-3.jpg

6)さていよいよ【FT240-31+FT-240-61】です。
▼1.5D-QEVで巻きました
20130710-4.jpg
☆ちなみにこの巻き方で1.5D-QEVは約1.6mです(両端10cm程)

▼ん?なんか波形が・・
20130710-6.jpg
☆やはり材質の異なる2個を密着するのはダメヵ?!

7)では、途中を5cm程空けてみる

20130710-7.jpg

8)データはたいして変わりませんでした!

9)取ったデータを表に纏めてみました


TST.jpg

【まとめ】

1)【FT240-31+FT240-61】は、1.9MHz~29MHzまで全般的に良いが、特に21MHz~29MHz帯に特化して特性が良い
2)【FT240-31×2個】は、やはり全体的に特性が優れている

3)50MHz以上はやはり【FT240-61】が多少優れている

っと実験結果から思いました。あくまで私の主観です^^v


                            色々実験して綺麗な電波の発射又は、受信を心がけて下さい  ノノ

フェライトコアの材質ではどうか・・

フェライトコアの材質ではどう違うのか・・

☆近所のOMさんから【FT240-#61】、【FT240-#77】、【28B2400-000】をお預かり致しましたので、早々に調査開始

【データ取り】
1)前回データとの互換性を得る為に、巻き方、測定方法など一緒にしました。(300KHz~150mMHz)
2)コア1個に対しての周波数別チョーク特性を図りました

3)【FT240-#61】

 ▼冶具に取付
20130527-001.jpg
 ▼波形観測
20130527-002.jpg
■なかなかいい感じの波形ですね

4)【FT240-#77】

▼冶具に取付
20130527-003.jpg

▼波形観測
20130527-004.jpg
■むぅ~これは今一の特性波形ですねぇ~

5)【28B2400-000】

▼冶具に取付
20130527-005.jpg
■このコアは両サイドが少し膨らんでいますね

▼波形観測
20130527-006.jpg
■そんなに悪くない特性ですね

6)では、前回測った【FT240-#31】【FT240-#43】も含めて表に纏めてみました。


G1.jpg


【無理やりまとめると】

1)下のバンドはやはり【FT240-#31】です。上のバンドは【FT240-#61】がいいようです。
2)最近は、ノイズに対して色々と気を配らないといけないようです。車もハイブリット車が主流になり、家庭環境もデジタル機器によるノイズが増えています。
3)様々なフィルタを創って、すっきりとした電波送信や、目的の信号だけを取り出すことの出来る受信用のフィルタなどこれからも実験していきたいものです。 ノノ

挑戦!コモンモード電流測定 3 さらなる実験

挑戦!コモンモード電流測定 3 さらなる実験

☆さて、昨日はコア1個の場合でコア材質のどちらが良いか(#43、#31)を調べましたが、今回は2個以上を縦にならべたり横に並べたりをしてその違いを調べてみました。

【さらなる実験】
1)前回のフェライトコアで【FT240-#31】が有効かと思いますので、コアは【FT240-#31】のみで実験します。

2)まず、縦に2個ならべて巻き方は前回同様とします。ケーブルは【1.5D-QEV】です

▼【FT240-#31×縦2個】
20130522-1.jpg
■写真ではベタっと冶具に置いてありますが、測定時にはプラスチックで浮かせてあります。
▼波形観測
20130522-2.jpg
■波形をみるかぎり、やはり低い周波数帯での減衰が大きく向いているように思われます

3)次に横2個をならべての実験です

▼【FT240-#31×横2個】
20130522-3.jpg

▼波形観測
20130522-4.jpg
■明らかに波形が違います。全体的に減衰量が増えています。

4)波形の特性に違いは有りますが、なんとなく横に増やしたほうがよさそうなので、次は横3個にしてみます

▼【FT240-#31×横3個】
20130522-5.jpg

▼波形観測
20130522-6.jpg
■さらに全体的に減衰が大きくなり50MHz帯での特性も改善されているようです

5)現在ケーブルが【1.5D-QEV】なので、SSBで100W前後が上限でしょうか。そこで手持ちの【RG58A/U】に変更してSSBで500w位まで対応出来るようにしてみます。当然同軸の径が太くなりますので、特性が変わるかと思います。

▼【FT240-#31×横3個(RG58A/U)】
20130522-7.jpg

▼波形観測
20130522-8.jpg
■さらに50MHz帯での特性が良くなり減衰が大きくなったようです。

6)今までの実測データをグラフに纏めてみました


20130522-09.jpg

【感想】
1)データの取り方に問題が有るかもしれませんが、低い周波数帯から50MHz帯位までぃぃ感じになりそうなのが、【FT240-#31×横3個(1.5D-QEV】バージョンのようです。
2)同軸を太くするとコアからの距離が変わり特性が変化するようです。5D-2Vで巻けば1KW位まで耐えれそうですが、1.5D-QEVでは、せいぜい100W位まででしょう。
3)今手持ちに3.5Dや2.5Dが有りませんので、さらに実験をして製品化に進みたいと思います。

それでは又 ノノ ご意見ご感想お待ち致しております

挑戦!コモンモード電流測定 2 挫折と・・

挑戦!コモンモード電流測定 2 挫折と・・

☆前回コモンモード電流を測定しようと冶具やプローブなど創り、データ比較を後回しにしていた件ですが、まとまりましたので、ここにご報告致します。(な~~んちゃって)


【挫 折】

1)いつもの事で鼻息は荒いのですが、根性が軟弱に出来あがっているのですぐ挫折してしまいます。

2)何が挫折したかというと、WEBで紹介されているように接続しているのですが、電流が小さすぎて測れません。
 というかショート状態で100mA流そうとしても無線機の出力が50w位まで上げないと上がらないのです。

3)しかもその後自作したコモンモードフィルタを取付て測定すると1mA以下で計測出来ません。いきなり挫折です。

4)しょうが無いので【大進無線】さんのRF電流プローブを付けて測るもさらに電流が検出できません

5)電流プローブに何回か巻きつければそれなりに電流検出量が増えますが、なんかいまいちです。

【測定器拝借】


1)挫折したままにしておけないので、開発部で使っている【ネットアナ】を少々拝借してざっくり確認してみました。

2)簡単な冶具を創りました▼
240-31-03.jpg

3)計測方法に問題が有るかもしれませんが、相対的には確認できるのではと思います。
 【FT240-#43】【FT-240-#31】を比較します。
 縦が減衰量で横が周波数です。周波数のスイ―プは300KHz~150MHz 電力は0db S21計測です

▼FT240-#31の波形
240-31-01.jpg
▼FT240-#43の波形
240-31-02.jpg

4)波形の形はほとんど遜色ないようですがアマチュア無線のバンドエッジごとにデータを採ってみました。

▼クリックで大きく
FT-COM01.jpg

5)やはり全体的に実測値でも【FT240-#31】に軍配が上がりました。

【感 想】
1)やはりもう少し50MhZ位でも効いてほしいので、他のコアも含めて色々実験し、商品up出来るようにしていきたいとまた鼻息を荒くした私でした!ではまた~ノノ

挑戦!コモンモード電流測定

挑戦!コモンモード電流測定

☆5月のゴールデンウイークも終わり、皆さんいい思い出が出来ましたでしょうか。身内の引っ越しと仕事にあけくれていた私には、疲れだけが残る連休でした。
さてさて、ほとんど電波を出さない私にとってあまり考えたことのない【コモンモード電流】について少し調査してみました

今回の簡易測定は。【大進無線】さんのHPを参考に創らせて頂きました。

【計測冶具の作成 】
 
1)といっても今回はとりあえず測定冶具などを創ってみたいと思います。

2)参考文献は、CQ誌2008年6月号のCMCテスターの制作記事を参考にすると良いらしいのですが、持ち合わせが有りません。したがって【大進無線】さんのHPを参考に制作してみます。

3)検出部はコアと検出用基板です。まず回路図を参考にして部品を集めます。特に注意する所はないので、ジャノメ基板を使って創ります(今回ダイオードは1N60を使用しました)
 コアは社内試作用【FT240-#31】を使用して写真のようにぐるぐると巻きつけました

20130510-01.jpg

4)検出冶具部分の抵抗は150Ω_3w×2本が無かったので、100Ω_2w×3本で代用しました


20130510-02.jpg

5)ちなみに後から比べる為と、参考にしているだけでは心が痛みます(?!)ので、デジタルRF電流計Ver2パーツセットを購入致しました

▼完成させました
20130510-03.jpg

■すいません計測結果他は次回ご報告致します。(時間切れになってしまいました)



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【手創り屋】店長

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