ハイブリットカーのノイズを見る!
ハイブリットカーのノイズを見る!
☆最近多い【ハイブリットカー】ですが、HF機を搭載したいアマチュア無線家にとっては、なかなかの強敵のようです。
今回は、そのハイブリットカーにお乗りのOMさんにちょっと協力していただき 28/29Mのノイズ状況についてレポート頂きましたのでご紹介致します。
【実 験】
1)車はトヨタのハイブリットカー(車は止めたまま検証)
2)無線機はシガレットライターから電源をとった28/29M_AM/FM機 jimのT-1(小さくてかわぃぃ1w/10w機)
3)アンテナは【CHL-350】と【自作430Mアンテナ】(なぜこの430Mのアンテナかというと受信のみの場合お手軽の為だそうです)
4)無線機アンテナ付近に入れたのはTHS社製_試作用コモンモードフィルタ(FT114-#43×3連)
▼試験的に作成したコモンモードフィルタ(FT114-#43×3個)

▼内部ケーブルは【1.5D-QEV】50wSSB用ですかね

☆挿入することで、無線機のフロアノイズがS1~2下がった
5)近所のOMさんが作成した電源用コモンモードフィルタ(FT240-#31 2200μF電解コンデンサ)
試験用にシガレットのメスとオスの間にコモンモードフィルタとコンデンサ、オシロで測る為のプローブ点をケーブルで引き出してある
▼試験的に作成した電源用フィルタ

【ノイズ計測】
*電源フィルタ無し*
1)エンジンを駆動出来る状態時
▼200mvレンジ(プローブX1)

2)ブレーキペダルを踏んだ時 一瞬出る波形
▼100mvレンジ(プローブX1)

☆約300Hz位か?!
3)エンジン駆動(ブレーキは踏んでいない)
▼200mvレンジ(プローブX1)

*電源フィルタ挿入*
▼

4)電源フィルタ挿入し、エンジンがかけられる状態時
▼20mvレンジ(プローブX1)

☆あきらかにフィルタが効いています。1/10位になっている
5)エンジン駆動
▼20mvレンジ(プローブX1)

☆少し大きくなったが、1/10位に押さえられている!
☆★エンジン駆動時にブレーキ踏んだ時の波形☆★
▼フィルタ無し▼100mvレンジ(プローブX1)

▼フィルタ有り▼100mvレンジ(プローブX1)

【今回実験での感想】
1)ノイズはアンテナ系統から入ってくるものと電源から入ってくるものと、直接無線機に入る場合と有るようだが、このバンド(28,29MHz帯)のノイズで無線機のSメータを一番振らすのはやはりアンテナからでしょう。特に長くて飛びの良いモービルアンテナほどノイズレベルが大きくなります。(当たり前ヵ^^;)
2)Sメータはさほど振れないが、電源部に入れるフィルタはやはり効果的のようです。(オシロで見て約1/10に)
3)ハイブリット車は、色々な状況でノイズの出方が違い奥が深いようです。今回は車両が止まっている時なので、動いているときはまた違うノイズが出そうです。
4)以前に電圧を昇圧してバッテリーを充電して使うユニットを試作して、50mhz帯の運用をしたことがあったのですが、その時昇圧時の発振回路の漏れが50MHzバンド全般を抑圧していて、近距離のOMさんとの通信もままならない事が有りました。その時もSメータはさほど振れていなかったので、ノイズで抑圧されて通信ができないなんて思いもしなかったことが思い出されます。
この事からとりあえず、電源ラインにはフィルタを入れた方が懸命のようです。
以上近所のOMさんからのレポでした
(有難うございました)
☆最近多い【ハイブリットカー】ですが、HF機を搭載したいアマチュア無線家にとっては、なかなかの強敵のようです。
今回は、そのハイブリットカーにお乗りのOMさんにちょっと協力していただき 28/29Mのノイズ状況についてレポート頂きましたのでご紹介致します。
【実 験】
1)車はトヨタのハイブリットカー(車は止めたまま検証)
2)無線機はシガレットライターから電源をとった28/29M_AM/FM機 jimのT-1(小さくてかわぃぃ1w/10w機)
3)アンテナは【CHL-350】と【自作430Mアンテナ】(なぜこの430Mのアンテナかというと受信のみの場合お手軽の為だそうです)
4)無線機アンテナ付近に入れたのはTHS社製_試作用コモンモードフィルタ(FT114-#43×3連)
▼試験的に作成したコモンモードフィルタ(FT114-#43×3個)

▼内部ケーブルは【1.5D-QEV】50wSSB用ですかね

☆挿入することで、無線機のフロアノイズがS1~2下がった
5)近所のOMさんが作成した電源用コモンモードフィルタ(FT240-#31 2200μF電解コンデンサ)
試験用にシガレットのメスとオスの間にコモンモードフィルタとコンデンサ、オシロで測る為のプローブ点をケーブルで引き出してある
▼試験的に作成した電源用フィルタ

【ノイズ計測】
*電源フィルタ無し*
1)エンジンを駆動出来る状態時
▼200mvレンジ(プローブX1)

2)ブレーキペダルを踏んだ時 一瞬出る波形
▼100mvレンジ(プローブX1)

☆約300Hz位か?!
3)エンジン駆動(ブレーキは踏んでいない)
▼200mvレンジ(プローブX1)

*電源フィルタ挿入*
▼

4)電源フィルタ挿入し、エンジンがかけられる状態時
▼20mvレンジ(プローブX1)

☆あきらかにフィルタが効いています。1/10位になっている
5)エンジン駆動
▼20mvレンジ(プローブX1)

☆少し大きくなったが、1/10位に押さえられている!
☆★エンジン駆動時にブレーキ踏んだ時の波形☆★
▼フィルタ無し▼100mvレンジ(プローブX1)

▼フィルタ有り▼100mvレンジ(プローブX1)

【今回実験での感想】
1)ノイズはアンテナ系統から入ってくるものと電源から入ってくるものと、直接無線機に入る場合と有るようだが、このバンド(28,29MHz帯)のノイズで無線機のSメータを一番振らすのはやはりアンテナからでしょう。特に長くて飛びの良いモービルアンテナほどノイズレベルが大きくなります。(当たり前ヵ^^;)
2)Sメータはさほど振れないが、電源部に入れるフィルタはやはり効果的のようです。(オシロで見て約1/10に)
3)ハイブリット車は、色々な状況でノイズの出方が違い奥が深いようです。今回は車両が止まっている時なので、動いているときはまた違うノイズが出そうです。
4)以前に電圧を昇圧してバッテリーを充電して使うユニットを試作して、50mhz帯の運用をしたことがあったのですが、その時昇圧時の発振回路の漏れが50MHzバンド全般を抑圧していて、近距離のOMさんとの通信もままならない事が有りました。その時もSメータはさほど振れていなかったので、ノイズで抑圧されて通信ができないなんて思いもしなかったことが思い出されます。
この事からとりあえず、電源ラインにはフィルタを入れた方が懸命のようです。
以上近所のOMさんからのレポでした
(有難うございました)